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読書:FIRE  最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド

本日は、ダイヤモンド社から2020年に出版されている、クリスティー・シェン&ブライス・リャンが著者である、「FIRE  最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッドという書籍について、紹介しようと思います。

1.こんな人におすすめ

・人生に思い悩んでいる人
・お金を増やしたい人
・経済的に自立したい人、早期リタイアしたい人
・時間を自由に使いたい人

2.再現性のある投資術による早期リタイア術

本書は、主にカナダとアメリカの株式市場に投資をしている著者らの早期リタイア術についての紹介本であり、FIREの第一人者の作品となります。FIRE(Financial Independent Retirement Earlyの略)を目指す人、サイドFIRE(いわゆるセミリタイア)、その他バリスタFIRE等、様々なFIREがありますが、こういった考え方を人生に取り入れたい人にはぜひ読んでおいてもらいたい一冊ではないかと思います。

著者らは、31歳で100万ドルを達成し、FIREをされています。なかなかにハードルの高い話ではありますが、投資を早くからすることで、何らかのFIREを達成できる可能性は高くなる傾向にあるかと思います。著者らは、株式(投資信託ETF)と債券の割合を6:4で設定し、アセットアロケーションしながら、FIRE生活を行なっておられます。いわゆる4%ルールを採用しており、総資産の4%を取り崩して1年を過ごしていけば、死ぬまで資産は無くならないように人生設計されています。また、株式市場の暴落にも対応できるように、配当をもらえるETFであったり、現金も用意しておられるようです。そうすることで、暴落時に安値でETFを買い進めることができます。著者らのメインのETFは、米国S&P500に対応したものにされており、その他自国であるカナダのETF、その他諸国のETFとしているようですので、日本で新NISAを取り組むにあたっては、オルカンに投資するのは悪くない判断のように思いますね。

ただし、オルカン信者になりすぎることには注意が必要のように個人的には思っており、高配当株への投資もしております。実際、新NISAの成績は、オルカンより高配当株の方が、今のところ良い結果を得られております。

債券については、リスクをどれだけ取れるかによりますので、個人的には若い人ほど株式中心で問題ないように思います。

また、本書では、100万ドル貯めるまでの投資戦略の様子等の他にも、どのように生活するのがFIRE達成後の良き過ごし方かも教えてくれています。意外だったのは、旅行することは、コストを抑えることにもつながるという点です。物価の高い地域ばかり旅行するのは、お金を減らす方向へ向かわせますが、物価の低い東南アジア等への旅行では、楽しみながらもコストを抑えることができるようです。子供がいると正直、著者らのようにフレキシブルには動けないなぁと思いましたが、子供がいない家庭や独身であって、早く経済的に自由になりたければ、再現性の高い早期リタイア術が書かれた一冊かと思います。FIRE後にどのような生活をおくりたいかは、人それぞれかと思いますが、少なくとも、FIRE達成に向けてのイメージが湧くかと思います。

3.まとめ

いかがでしたでしょうか。

FIREのムーブメントは、落ち着いてきているかと思いますが、個人的にはFIの部分、つまりは経済的自立については、早期に達成できると、それ以降の人生に余裕が生まれてくると思いますので、興味のある方は挑戦してみるといいと思います。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。