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読書:サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

本日は、ダイヤモンド社から2021年に出版されている、モーガン・ハウセルが著者である、サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセットという書籍について、紹介しようと思います。

1.こんな人にオススメ

・お金に興味がある人
インデックス投資を行なっている人
・老後を心配している人
・投資のメンタルについて気になる人

2.他のお金の本とは一線を画す一冊

これを投資関連の書籍というのだろうか。これが読んでみての私の感想です。確かにお金のことについては、事あるごとに触れているものの、インデックスファンドがいいとか、個別株がいいとか、そういった話はこの書籍ではほとんど展開されません。

書籍のタイトルはしっくりくるものになりますが、あくまでお金の心理について、メンタルの部分について、話が展開されています。それゆえ、本の帯にあるのですが、「ここ数年で最高かつ、最も独創的なお金の本」という表現がしっくり来る書籍となっております。

本書で印象的だった内容の一つは、「足るを知る」というミニマリストがよく言われるフレーズがありました。つまり、欲張りをせず、十分の感覚を持つ、ということです。欲張りすぎて失敗した事例も紹介されています。お金持ちに限らずかもしれませんが、上には上がいますので、ある程度のところで十分とできるメンタルも大事ということです。欲張りすぎた人の末路を知りたければ、本書を手に取ってみてください。こう書けば、読まずとも結末はわかるのではないでしょうか。

それから、お金を得ることと、お金を維持することは別物である、というフレーズも印象的でした。面白い話でしたが、裕福になることは得意でも、裕福であり続けることは苦手だった話が紹介されています。昨今のFIREにも通ずるところがありますので、気をつけたいところかと思いますね。お金を増やすことは得意な人であっても、それを維持すること、もしくは計画的に使用することが得意とは限らないということは覚えておきたいですね。自分がどちらのタイプか、いずれにも当てはまるのか、いずれにも当てはまらないのか、考えてみるのはいいことかと思いました。私は稼ぐことはあまり得意とは思いませんが、維持することに関しては比較的得意な方かと思っております。というのも、若い頃からお金を使用することに対してあまり執着心がありませんので、自然と貯蓄ができるタイプでした。30代になってからは株式投資を始めまして、貯蓄というより投資による金融資産管理がメインになりましたが、お金の使用先が株になったおかげで資産の上昇は、貯蓄だけ(株をやる前)では考えられなかったかと思います。

さらに、本書が伝えたいこととしては、経済的自由になること、になるかと思いますが、お金が人生にもたらす最大の価値は「自由」であると著者は語っています。また、真の成功とは、ラットレースから抜け出して、心の平穏のために生きることである、と語っています。良くも悪くも、自由を得るためにはお金が必要ということなんでしょう。お金が全てではないと思いますが、なくて困ることはありませんからね。

3.まとめ

本書は、20章で構成されていますが、お金の価値観という意味では、19章と20章だけでも読む価値があります。この2章分で18章までのことを総括しているように感じました。メンタル面に関しては、一冊を通して読んだ方が事例も交えているため、わかりやすいと思います。ありきたりなマネー本に飽きた方にはぜひ読んでみていただきたいと思います。また、DIE WITH ZEROを読まれた方にもぜひおすすめしたい一冊です。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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