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読本:ハーバード&ソルボンヌ大学 根来教授の超呼吸法 / 根来秀行

本日は、KADOKAWAから2018年に出版されている、根来秀行氏の著書「ハーバード&ソルボンヌ大学 根来教授の超呼吸法」という書籍を紹介しようと思います。

6年ほど前の書籍となり、少し古いですが、AmazonKindle Unlimitedで読めることもあり、読んでみました。Kindle Unlimitedはよく使うのですが、月980円で、読み放題(20冊まではキープ可能)のため、大変ありがたいサービスです。1冊本を買えば、1,000円くらいはしてしまうものですから、そう思えばお値打ちに感じる人もいるかと思います。電子書籍で問題ない読書好きな方は、検討の価値のあるサブスクかと思います。Kindleのリンクを貼っておきますね。

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さて、話は戻りますが、この書籍では、人間にとって、いかに呼吸が大事であるかを学ぶことができます。人間にとっては、呼吸が数分止まるだけで生死を彷徨うことになります。生きていくうえで当たり前に無意識にしている呼吸ですが、根来教授の薦める呼吸法をいくつか日々の生活に取り入れるだけで、体調に変化が訪れるかもしれないです(実践中です。)。

呼吸は唯一、自律神経に働きかけることができる行動であるのですが、自律神経の乱れからくる体調不良の経験は皆さんにはありませんか。病院に行っても特に異常はないけれど、神経からきているようだと言われ、すっきりとした解決もできないこともあるのではないでしょうか。現代社会は、ストレス社会と言われ、ストレスを抱えている人の方が多いでしょうし、それが何らかの原因で体に痛みを生じさせていることもあるでしょう。私なんかストレスに蝕まれ、痛みも放置していたせいで、うつ病を発症し、取り返しのつかないことをしてしまったなぁと感じています。もっと早くこの本に出会っていれば違う人生があったかもしれませんが、それは結果論なので、止めておきましょう。もし、今疲れを溜めている方は、簡単に取り入れらる呼吸法もありますので、ぜひ参考にしていただけたらいいと思っています。

なお、このブログ内ですべての呼吸法の詳細を紹介することはできませんが、根来教授は、全部で10種類の呼吸法を提案されております。基本的には腹式呼吸(本書では、ベース呼吸法という)を使います。腹式呼吸という言葉は聞いたことがあるかと思いますし、やったことのある方もいるでしょう。

「ベース呼吸法」をすることにより、横隔膜を動かし、交感神経から副交感神経へとスイッチを入れることができます。交感神経は戦うモード、副交感神経は休むモードというイメージでいいかと思います。忙しくしている人ほど交感神経が過剰に働き、副交感神経に切り替えがうまくできなかったりするようです。それが不眠の原因になったりもするそうです。また、人前で話したりする場合、緊張するかと思いますが、そういった時も交感神経が優位になっています。

気持ちを落ち着かせて眠るのも、緊張をほぐすのも、副交感神経にスイッチを入れることが重要で、そのためにベース呼吸法を取り入れることで、自律神経のバランスを整えることが可能です。振り返ってみると、私自身、動悸や息切れといった症状が出たりしたときには、ベース呼吸法を行っていたなと思います。そうすることで、落ち着いてくる感じはありました。皆さんもそういった経験はあるかと思います。最も簡単に取り入れることができ、習慣づけやすいのがこのベース呼吸法かと思います。

2つ目として、「4・4・8呼吸法」も実践しやすく、効用も幅広いです。簡単に説明しますと、4秒息を鼻から吸い、4秒呼吸を止め、8秒息を鼻から吐く、これを数回繰り返す呼吸法です。緊張緩和、イライラ抑制、不安解消、ストレス解消、脳疲労リセット、不眠などに効くそうです。うつ病は脳の病気と言われますが、脳疲労をリセットできるのであればと思い、私の場合はベース呼吸法より、4・4・8呼吸法を取り入れています。

3つ目として、「リンパ呼吸法」も寝る前にベッドに横になった状態でできる呼吸法ですので、実践しやすいです。仰向けになり、膝を軽くまげ、息を吐き切った後、鼻から息をして、おなかを膨らませ、鼻から息を吐き、おなかを凹ます、これをゆっくり行い、そのまま寝てしまってもOKです。むくみ解消、老廃物の排出、疲れリセットに効果があるそうです。

その他にも、集中力を高めにする「1:1呼吸法」、細胞呼吸(外呼吸が、鼻や口から空気を取り込む呼吸で、細胞呼吸は、外呼吸で取り込んだ酸素を毛細血管を通して細胞へ届け、二酸化炭素と交換する呼吸。つまり、二酸化炭素が体内にある程度ないと、酸素を取り込んでも細胞呼吸はムダになり、活性酸素が生まれて細胞を攻撃してしまうそうです。)を活性化する「CO₂呼吸法)」、ストレスに立ち向かう強い心を整える「10・20呼吸法」、鬱気分改善やセロトニンメラトニンの分泌アップの「下腹部呼吸法」インナーマッスルを鍛える「ドローイン」代謝アップや内臓機能の活性化など様々な効果が狙えるヨガの奥義ともいえる「完全呼吸法」、意識を今に向け、雑念を取り払い、あるがままを受け入れる「マインドフルネス呼吸法」が紹介されています。

簡単な呼吸法から難しめな呼吸法もありますが、できるもの、自分に取り入れてみようと思うものからやってみればいいと思いました。私はなかなか難しいと感じていますが、マインドフルネス呼吸法は、グーグル等の大企業で取り入れられていたり、企業研修等でも聞いたことがあるかもしれません。

なお、本書では、呼吸法は図解されていますし、詳しい効用等も説明されていますでの、興味のある方は、読んでみていただければと思います。

本書を読んで、私自身驚いたことは、呼吸による効用という側面だけでなく、二酸化炭素の重要性や毛細血管の役割が、いかに人間を構成しているかということです。二酸化炭素は邪魔者、酸素が大事というイメージを持っていたし、大動脈などの太い血管が重要で、毛細血管が切れても大したことないと思っていました。いかに自分が人間の体について無知であるかを思い知らされました。私は文系人間なので、科学の分野には疎いのですが、それでも知りたい意欲で、さらっと読んでしまいましたので、多くの方に読んでいただける本かと思います。

マインドフルネスについては、以下の書籍が有名です。マインドフルネスに関する詳しい気づきが欲しい方、モチベーション高く自己啓発したい方などは、こちらもおススメです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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