年末年始に京都へ行った際に、ぶらぶらと散歩したのですが、お寺の門のそばにあったメッセージになんとなく救われる感じがありましたので、紹介しようかと思います。
1.誰もが、ただ、いていい場所
1つ目は、西本願寺の門横にありました、「誰もが、ただ、いていい場所 A Place where you belong.」
世界にはいろんな人がいるかと思いますが、「ただ、いていい場所」っていいなぁと思いました。その人のバックグラウンドは色々あるにせよ、ただただその存在を認めてくれることってうれしいなぁと思いました。自分らしくいられる、そんな風に感じられる居場所は素敵だなと思います。
私としては、年々生きづらい世の中になっているなぁと感じているし、自分自身も昨年は「病(コロナ)にはじまり、病(鬱)に終わる」1年だったので、正直社会から取り残されてしまった感があります。今まで職場でもそれなりの成果を上げ、若手からも「ケイさんが上司なら当たりだよ」と言われるような存在になれ、それなりに築き上げてきたものがありましたが、病での休職とはいえ、信頼を裏切ることになってしまい、なんてダメなやつなんだと思ったりすることもあります。
私が抜けたことにより、仕事の増えた方もいるだろうし、「あいつのせいで。。。」等思われていることもあるでしょう。実際に私も逆の立場を経験しているので、仕方ないこととは思います。たとえ復職したとしても今までのような存在ではいられないだろうなぁと思いますし、自分自身も今までと同じようにすることは自分の心と体に良くないと思っています。知らず知らずのうちに会社で生き残るための競争に巻き込まれていたように思いますが、もともと出世欲があるわけではないので、復職する際はもう少しマイペースな自分らしさを出してもいいかなと思っています。「フォローする側も休む側も両方経験しているからこそ、わかる気持ちとかもあるはず!」と言い聞かせて、今はあまりネガティブに考えすぎないようにしようと思います。
話が脱線しましたが、「誰でもいていい場所なんだよ」を口で伝えられるより、文字として伝えられる方が、インパクトがあるなぁと思い、写真を撮った感じですね。文字にすることの素晴らしさを感じた瞬間でもあります。また、うつ病の人にとっては、「今日も生きている」、これだけを感じられることも大切だったりするので、居場所を作ってくれるようなメッセージは救われると思いました。うつ病は風邪と違って誰もが罹る病気でもないので、理解が不足しているところがあると罹ってみて感じています。私のこんな小さなブログですが、読んでくださる方にだけでも理解が深まればいいなぁと思います。
2.物差しを変えれば広い世界が広がる
2枚目は、西本願寺のお隣、興正寺にありました、「物差しを変えれば広い世界が広がる」。
これもいいメッセージだと思いました。情報がありふれた社会を生きている私たちですが、自分が生きてきた感覚だけを頼りにしていると、ものすごく小さい物差しを使って生きているように思いました。自分が大きな物差しを持てば、見える世界も変わるんだろうなぁと思います。また、自分にとって使いにくい物差しを使っていれば生きずらいし、自分にとって使いやすい物差しを使えば生きやすくなり世界が広がるのではないかと思います。「自分にとって大事なこと、好きなこと、得意なことに物差しを変えれば世界は広がる」と私なりに理解しました。
お寺を見に行っても建築物の方に目がいきがちでしたし、家族や友人たちと見て回るとなかなかあれこれ見る余裕がなかったりします。一人ぶらりと散歩したことで、こういった楽しみ方もあるんだなぁと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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