1.はじめに
今日は、私が「こころの声」と向き合うことになったきっかけをお話ししたいと思っています。少し重い内容かもしれませんが、お付き合いいただけると、どんな人がこのブログを書いているのか少しわかってもらえるかなと思います。2回にわたって発信していきたいと思います。この記事は、日記を基にまとめたものになりますが、今振り返っても記憶としては残っていないことが多々あります。。。
2.体の異変
今年の春ごろでした。
なんか左胸あたりがチクチクするし、あまり体調が優れないなぁと思いながらも、仕事に追われる日々を過ごしていました。年度末から年度初めの時期は何かと忙しかったものの、時間を見つけてかかりつけのお医者さんに診てもらうことにしました。
かかりつけのお医者さんには、「ストレス溜めてない?」「睡眠は取れてる?」と聞かれ、ストレスはあるものの、それは社会人はみんなそうなのかなと思っていたし、睡眠不足の自覚はあまりなかったのですが、自律神経が乱れているということで、鎮痛剤が処方されました。そのお薬を飲み始めてからも、痛みが出ないわけではなかったのですが、2か月ほどしたら、あまり気にならなくなり、薬も飲まなくてもその後2か月ほど問題なく過ごしていました。また、睡眠をきっちり取れるように、太陽の光を浴びる、夜のカフェインを控える、部屋を真っ暗にして寝る等、お医者さんに言われたように生活習慣も改善しました。ところが、8月も終わるころ、大忙しだった仕事の達成感により、バーンアウト(燃え尽き症候群)のような感覚に襲われ、無気力な状況になりました。なんとか、週末まで持ちこたえたものの、どうやら体に限界が来てたようで、ずっと寝込んでいました。
週明け、仕事に向かうも、バスに乗り込むと「何かがおかしい」感じがあったものの、知らないふりをするかのように、寝ることにしました。目的地のバス停で降りると、その嫌な感覚は的中し、一気に襲い掛かってきました。バス停から職場への道のりの間、動悸息切れが起き、歩くのもしんどかったのですが、家に帰るより職場の方が近いため、一先ず職場の自分の席までたどり着けるよう頑張りました。自席で落ち着けば何とかなるだろうと思っていたのですが、良くなるどころか悪化しそうな感じがしてたので、午後から休暇をもらい、体を休めることにしました。家路は特に問題もなく、またのんびりと過ごしたのですが、夜になっても眠れず、気づけば一睡もせず朝を迎え、仕事に行くことに。。。その日は会議が入っていたため、休むこともできず徹夜状態で一日乗り切りました。その夜はさすがに眠れたのですが、今度は朝目が覚めても体が動きません。結局この日は一日休暇をもらい、週末に向けて2日間はなんとか出勤しました。しかし、動悸息切れに加え、無気力・食欲減退・不安・集中できないといった症状が続き、また、朝にひどく症状が現れ、夜にかけて調子が良くなっていきました。週末になり、病院へ行こうかと思っていたのですが、思ったより気分がよく、土曜日はやり過ごしました。ところが、日曜日になって、仕事のことが気になると、気分が沈み、動けなくなり、ひたすら寝てました。それでも、月曜日はなんとか出勤し、火曜日に病院へ。かかりつけのお医者さんから「今すぐ、仕事を休める?」「仕事の量を減らせる?」「在宅勤務とかできる?」、等の話があり、「生活習慣の改善で良くなるようであればいいけど、難しい場合は、精神科や心療内科で診てもらった方がいい」とのことでした。その日の夕方に、上司に相談の時間を設けていただけたので、すべてを話し、翌日から3日間の休暇を取ることとなりました。しかしながら、3日間休んだところで体調が良くなる兆しはなく、そのまま休暇を継続し、精神科・心療内科を受診することにしました。この時私も初めて知ったのですが、精神科や心療内科の予約は、なかなか取れない、ということです。なるべく自宅から近いところがいいなと思っていたのですが、全然予約が取れなかったので、一先ず診てもらえることを優先に考えました。 <つづく>